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1年間のパリ生活を終え、日本帰国が迫る2008年9月。何か旅から帰るような寂しい気持ちのなか荷造りに追われていた。大量の文庫本が本棚に残ったままだった。読み終えた本は古本屋に持ち込んだところでお金にならないし味気ない…、それなら誰かにあげてしまったほうがいいのではないか…。そんな時、以前ウィーンを旅行中にホステルで出会った日本人旅行者と交換した文庫本のことを思い出した。(その本は今でも家で偶然手に取る度にその旅の記憶を思い出させる。)帰国までの残りの時間、パリなどの場所でこれらの本を旅人や友人に譲り、読み終えた本はまた次の人へ渡してもらうのはどうだろう。本は旅を続けるのだ。 すぐさま、ダンボールに入った読み終えた文庫本を取り出し、表紙には「TRAVELING(旅行中)」と書いた。さらに、本の最後のページには昔の図書館でよく見た、借りた人が名前と日時を書き込む「図書カード」を付け、最初の欄に「下道基行 08.9.1 フランスパリ」と書き、人に手渡していった。これで本は人から人へ渡りながらそれ自体に旅の痕跡が残っていく。 この本は、人と人とのつながりや出会いが本に痕跡として残りながら「本が旅する」、TRAVERING BOOKS PROJECTの大切なパーツです。 本の巻末には、「図書カード」や「メモ」部分が付けてありますが、「図書カード」に、名前(本名または匿名)と(手渡した)日時と場所を書く、そして読書後(または適当に)誰かに渡していただくことが唯一のルールです。「メモ」やその他の部分に書き込みは自由です。なるべく本に沢山の旅をさせてください。そして本が旅をはじめた日付から1年ほど経った頃お持ちの方、下記のメールアドレスにご一報いただけますと幸いです。 メール: onkochisin1214@hotmail.com 最終的には、戻ってきた本を使い、展示などの発表を考えています。公表可能な情報をお書きください。メルアドを書いていただければ(送信していただければ)、ご案内を送ります。(是非よろしくお願いします)下記のホームページの「TRAVERING BOOKS」コーナーには書き込みも可能です。ご協力よろしくお願いいたします!
[ 本は記憶を溜め込む箱になる ]
僕がいろいろとモノつくりをしている、ひとつのテーマは、「記憶を内包する風景やモノ」です。 「旅をする本/Traveling Books」では、その「記憶を内包するモノ」が人と人とを移動し続けるこれらの「本」です。 人から人へ、旅人から旅人へ、本が手渡されていき、本が旅をしながら、たくさんの人の記憶を溜め込んでいきます。 本はウェブと違って、物体/オブジェです。 だから、本の内容が(旅に合う素敵な本を選んでまわしてますが)良かった悪かったを抜きにして、その本と旅した記憶を溜め込まれる装置になっていると思います。 旅を終えた後、その本ともう一度再会したときに「表紙の絵」「内容の部分」やいろんな本のパーツから、旅の記憶や風景やにおい…、そんなものが旅終えた人の中からタイムカプセルのようにでてくるのではないか、と思っています。実体験でそう思います。 この「旅をする本/Traveling Books」では、無事帰ってきた本を手に、図書カードを使って今度は以前この本を手にした人を次々にたどりながら 「誰から手渡されて、どこで手渡した」 「こういった風景の中で読んだ」 など、いろいろな旅や日常の風景や出会いや物語や記憶を拾い集めて繋いできたいと思っています。 その本から思い出される記憶/その本に付着した記憶を追う取材です。 このブログのコメント欄にも、そういった「本との記憶」書いてほしいと思っています。 最後に、タイトル「旅をする本/Traveling Books」を文庫本サイズでバイリンガルで発行し、その本はもちろん図書カード付で、世界を旅できるものになればと思っています。 計画です。 ご協力よろしくお願いします! 良い旅を! 下道基行
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このブログは、「旅をする本/ Traveling books project」の情報掲示板です。
本が今どこを旅しているのか。 どこで手渡されたか。 いろいろな情報をお願いします! もしよろしければ、直接メールで情報をください。 onkochisin1214@ hotmail.com (下道) ::::ホームページ:::: SHITAMICHI Motoyuki お気に入りブログ
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